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メゾン・ド・ヒミコを観た!!

クララです。
興奮気味にアップします。
興奮しすぎてストーリーにはあまり触れてないような、ディテールも書き過ぎなような・・・なんで、まだご覧になってない方は飛ばして下さい。

すごく良かったです。

役者もいい。
カメラもいい。
ホンもいい。
演出もいい。
衣装もいい。

どこが良かったかひとつひとつ書くべきか?
んーーーー
もう、いくらでも書ける。
なので、思いつくままに行こう。やはり。

私は本当は、大笑いや大泣きするのが好きなんですけど、なんだろうなあ・・・なんか、涙がじわじわ染み出てくるような気持ちで最後まで観ました。

私の後輩が「オダギリジョーのPVかってくらいオダギリ君カッコいいですよ」と言ってたけど、確かに!!ってくらいオダギリ君、かっこよかったです。まあ、あそこまで個性派の中にいれば、極めて端正に美しく見えるってのもあるかもしれないけどね。
あの、ブスな柴崎コウもすごくいい。
そして、なにより、田中泯はものすごい。凛として美しい。オダギリ君が好きになるに相応しい。

春彦、切ないです。あの、卑弥呼が倒れた後の涙は、もう、ものすごく強くてツラい。その後のダンスホールのシーンのはじけ方、胸の空くようなダンスに鳥肌が立ちました。でも、胸が空くから余計切ない。その後の展開が更に切ない。上手すぎます。上手いよ。脚本も。役者も。そして、みんな愛しい。(そして、すべてのキャストを監督と脚本家が愛して描いているように感じるのがすごくいいんだよなあ・・・)もうねえ、お盆の夜の歌、春彦のやる気の無いような指揮とつぶやくような歌声、そこからの一連のシーンにはもう、薄く涙の膜ですよ。ドバーーーっとは泣かないけど、なんか、うっすら涙、なカンジ。
あ、でもバス停に向かう沙織の涙は、すごくリアル。そこだけは一緒にドバっと泣きそうになった。そこでの、また、あの、感情を上手に抑えた春彦も更に切ない。後ろ姿。沙織の姿を見せないバスの長いカット。

そしてあのラスト。素敵すぎる・・・
多分初めて、濃い色の服を着ている春彦。
沙織の笑顔につられて泣きそうになった・・・・


なんか、自分のココロの波動にとてもマッチしてしまったんだと思う。
だから、こんな少しずつのディテールがココロに入り込んで来るんだと思う。
なんて素敵な映画。タカラモノだよ。
こんなに人を幸せに出来る。。。映画って素晴らしいなあ。

やばいよ。
今年の映画ベストワンかも。(なんつって、そんなに沢山観てるわけじゃないけど)
私の年間ベストに邦画が入るのは人生初かも。うわー。
by kurahai2005 | 2005-09-11 01:34 | オダギリジョ−
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